英検準2級【大問4B】長文読解の解き方|2025年過去問を例に徹底解説

英検準2級

準2級の大問4Bでは、
200〜250語ほどの説明文・説明的エッセイ が出題されます。
テーマは「歴史・科学・文化・身近な現象」など幅が広いですが、
文章構造はほとんど毎回同じで、ポイントを押さえれば安定して得点できます。

ここでは、2025年第2回の長文「Salt」 を例にしながら、
大問4Bの読み方を整理していきます。

【大問4B】準2級の長文はこう読む(2025年第2回より)

この長文は「塩(Salt)」についての説明文です。
準2級の大問4Bは、社会・科学・歴史などのテーマが多く、情報量も増えるため 段落ごとに“何を言っている段落か” をつかむことが最重要

ここでは、2025年第2回の文章 “Salt” から一部を引用して、読み方のポイントをまとめていきます。

1段落目のポイント(テーマの紹介)

Salt is necessary for humans to survive. It is a common item widely available today.
(中略)
However, it is not only used to add flavor.Salt was seen very differently in the past.
(塩は人間の生存に不可欠です。今日では広く入手可能なありふれた物です。しかし、塩は単に風味を添えるためだけに使われるわけではありません。昔は、塩は全く異なる見方をされていました。)

この段落で分かることは次の3つ。

・塩は生きるために必要なもの
・今はどこでも買える
・でも“昔は今と全然価値が違った” ← この文章のテーマ

大問4Bでは、1段落目は「文章のテーマ」がほぼ確定で書かれています。
ここでまず何について書かれているのかをつかみましょう。

2段落目のポイント(過去:用途の説明)

各段落では1行目を読んで、その段落が何について書かれているかをつかみます。

【2段落1行目】
In the past, people all over the world wanted salt for a variety of reasons.
(昔、世界中の人々はさまざまな理由で塩を求めていました。)

ここで書かれているのは

・冷蔵庫がない時代の保存
・薬としての利用(人・動物両方)

選択肢(27)の「medicine(治療)」につながるのはここ。
→ medicine と書いてあるので “treat animals” が根拠

(27) People in the past used salt as
1. an item to keep people from catching a cold.
2. a poison to kill dangerous animals.
3. a medicine to treat injured animals.
4. a product to wash people’s hair.

大問4Bは、段落ごとに “用途・理由・背景” を説明する構成が多くなっています。

3段落目のポイント(過去:経済・社会との関係)

【3段落1行目】
History shows that salt was often linked to money and the economy.
(歴史によれば、塩はお金や経済と結び付けられることが多いようです。)

ここでの重点は

・塩が“お金の代わり”になった例
・都市の成長や経済発展につながった
・道路を作って塩を運んだ

(28)の答えは、この段落を読んでいればほぼ一択に決まります。

(28)What is true about the impact of salt in the past?
1. Salt was offered to end war everywhere around the world.
2. Money became useless because it was replaced with salt.
3. Roads were created by rich salt producers.
4. New cities and roads were built to make or carry salt.

準2級では、歴史的・社会的な話題でも、
“具体例 → 結論” の形で読みやすく書かれることが多い。

4段落目のポイント(現在:現代での役割)

最後の段落では、まとめや一番言いたいことが書かれていることが多いです。

【最終段落冒頭部分】
It is clear that salt has had a huge impact on people.
Nowadays, salt is still used in cooking and medicine. In addition, salt is found in other situations.
(塩が人々に大きな影響を与えてきたことは明らかです。今日でも塩は料理や薬に使われています。さらに、塩は他の場面でも使われています。)

このあと、塩の使い道について具体例が示されています。

・道の雪を溶かす働き
・ポリッシング(磨く)
・今も生活の多くで役立つ

(29)の“today” の質問の答えはこの部分です。

(29)How does salt help people’s lives today?
1. It is used in beauty products to make people’s skin smooth.
2. It can be used as an item to clean things with.
3. It helps people stay warm on snowy days.
4. It helps to cool down people’s bodies when they are sick.

準2級の長文では、
“昔は〜だったが、今は〜になっている” という 時代の変化をテーマにした文章もよく出題されます。
そのため、

  • in the past
  • today / nowadays

などの 時期を示す表現がヒントになることが多い です。

逆に時期を見逃すと選択肢を間違える可能性も。
これはいつの話?設問で聞かれているのはいつの話?を意識して解いていこう

英検準2級の長文読解(大問4B)の注意点

準2級で最も多いひっかけ
選択肢では

・キーワードが言い換えられている
・本文にはない表現を混ぜてくる
・時代が“過去”や“現在”でズレている

こういった違いで不正解を誘ってきます。

キーワード変換パターン

先ほどの(29)の問題です。

【本文】

…salt is a great cleaner for polishing metal items.
It is also helpful to melt snow on the road on snowy days…

【設問と選択肢】

(29)How does salt help people’s lives today?
1. It is used in beauty products to make people’s skin smooth.
2. It can be used as an item to clean things with.
3. It helps people stay warm on snowy days.
4. It helps to cool down people’s bodies when they are sick.

本文の “cleaner for polishing metal items” が抽象化されて “clean things” に言い換えられています。
準2級で一番よくある “言い換えの罠” です。

キーワードを探しても見つからず、意味を理解しなければ正解にたどり着きません。

② 本文にはない表現を混ぜるパターン(もっとも多い)

先ほどの(28)の問題です。

【本文】

Salt was often linked to money and the economy.
(塩はお金や経済と結び付けられることが多い)
Some cities grew because of salt.
In Europe, salt helped some cities grow their economies.
New cities and roads were built to produce and deliver salt.
(塩を生産し輸送するために新しい都市と道路が建設された)

【設問と選択肢】

(28)What is true about the impact of salt in the past?
1. Salt was offered to end war everywhere around the world.
2. Money became useless because it was replaced with salt.
(お金は塩に置き換えられたため役に立たなくなった)
3. Roads were created by rich salt producers.
(道路は裕福な塩の生産者によって作られました。)
4. New cities and roads were built to make or carry salt.

2.moneyという単語は本文にもあるけど、役に立たなくなった(useless)とは書いていない。
3.roadは作られたと本文にもあるけど、richな人によってではない。

本文に “ない要素(rich / useless / replaced など)を勝手に混ぜる”
これも典型的な引っかけです。

本文にある単語が設問から見つかっても、引っかけの可能性があるから要注意!

③時代(過去 / 現在)がズレているパターン

【本文】

Salt is necessary for humans to survive. It is a common item widely available today.
(塩は人間の生存に不可欠です。現代では広く入手可能なありふれた物質です。)

【設問と選択肢】

(26)What did people think about salt in the past?
1. easily available
2. best cooking discovery
3. had other purposes
4. had various tastes when cooked differently

同じavailableという単語が出てくるけど、設問はpast(過去)について聞いています。
本文ではtoday(現在)available(入手可能)なので、答えではありません。

このように、違う時代(時期)の事が選択肢にあるのも、よくあるひっかけ問題です。

【まとめ】準2級の大問4Bは「段落ごとに整理」すれば確実に読める

準2級の大問4Bは、文章量が増えるので一見むずかしく感じますが、
実際は 段落ごとにテーマがハッキリ分けられている読みやすい文章構造 になっています。

特に意識するポイントはこの3つです。

① 1段落目で「文章全体のテーマ」を必ずつかむ
→「昔と今の比較」「理由・背景」「用途の説明」など

② 2〜3段落目で “具体例・理由・背景” を整理する
→ 選択肢はここから出ることが圧倒的に多いです

③ 選択肢のひっかけは “言い換え・余計な情報・時代ズレ”
→ 本文と違う部分が混ざっていないか、落ち着いて照らし合わせる

今回の “Salt(2025年第2回)” のように、
準2級は難しそうに見えても、文章のつくりはとても親切です。
「段落ごとに“何の話か”だけ把握する」ことで、最後まで安定して正解にたどり着けます。

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準2級の読解問題は、長文以外にもメール問題が出てきます。
またリーディングに慣れたらライティングの型も覚えていこう。

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