英検2級【長文3-B】読めなくても解ける!過去問から長文読解のコツを徹底解説

英検2級

英検2級の長文読解(大問3-B)は、文章量も多く内容も科学・文化・社会など幅広いため、
「本文を読んでもよく分からない…」
「選択肢のどれが正しいのか自信が持てない」
と感じる人がとても多いパートです。

しかし実は、大問3-Bには 毎回ほぼ共通する解き方のパターン があり、
全文を理解できなくても、コツが分かれば答えに確実に近づく方法があります。

この記事では、2025年第2回の過去問「The Mirror Test」を例に使って、

  • 本文を細かく読まなくてもできる設問の見抜き方
  • 選択肢の消去法
  • キーワードの探し方
  • 段落のどこに答えがあるかの“裏技的”探し方

を、誰でも再現できるように解説していきます。

英語があまり読めないけど、確実に点を取りたい」という人向けの
実践的な読み方です。
この記事の解き方をそのまま真似するだけで、3-Bの正答率が一気に安定します。

過去問(2025年第2回)の大問3-Bを解説

【問27】The mirror test is used

【問27】The mirror test is used
(ミラーテストは何のために使われるか?)

【選択肢】

1. to test an animal’s ability to see in the dark.
 動物が暗闇で見える能力を調べるため。

2. to find out how far an animal can see outside.
 動物がどれくらい遠くまで見えるかを調べるため。

3. to determine if an animal can recognize itself.
 動物が自分自身を認識できるかどうかを判断するため。

4. to see when a baby recognizes who its mother is.
 赤ちゃんが母親を認識する時期を調べるため。

STEP1:まず設問と選択肢を読む

本文読む前に選択肢を見て “何を聞かれているか” をつかむ!

1.暗闇で見えるか?
2.どれくらい遠くまで見えるか
3.自分を認識できるかどうか
4.赤ちゃんが母親を認識する時期

➡ この4つを見ると、「何を調べるテスト?」=用途・目的を聞いている問題 と分かる。

STEP2:1段落目を読む

長文の1番目の設問の答えは、最初の段落に答えがあることが多いです。
1段落目を見ると、設問と全く同じ文章が見つかります。

本文:
The mirror test is used to judge this.
(ミラーテストはこのことを判断するために使われる。)

→ この this が「何を指しているか」を特定すれば、
 mirror test の目的=答え が分かる。

直前の文:

whether only humans can recognize or tell the difference between themselves and others.(人間だけが自分と他者を区別できるかどうか)

つまり、

this = 自分を認識できるかどうか

STEP3:選択肢と照合して答えを見つける

this の内容(自分を認識できるかどうか)と一致するのは…

3. to determine if an animal can recognize itself.

この問題のコツ

  • 本文から設問と同じような文章を探す
  • 指示語 this を取れば一瞬で解ける

【問28】How did the cleaner wrasses check if ~

【問28】
How did the cleaner wrasses check if the fish in the mirror was themselves?
(ベラが、鏡の中の魚が自分かどうかをどのように確かめたか?)

【選択肢】
1.They opened and closed their mouths many times.
 何度も口を開けたり閉じたりした。
2.They compared the color of their body to that of the mirrored fish.
 鏡の魚と体の色を比較した。
3.They tried to touch the fish in the mirror with their fins.
 ヒレで鏡の中の魚に触れようとした。
4.They began to swim in a different way than before.
 以前とは違う泳ぎ方をし始めた。

STEP1. まず設問を読む

問28
How did the cleaner wrasses check if the fish in the mirror was themselves?

→「方法(how)」を聞いている
→ しかも 行動(check) に注目する問題
→ 主語は「 cleaner wrasses」つまり「魚」

“魚が何をしたか”が書かれた段落を読むべき とわかる。

STEP2. 本文から魚について書かれている段落を探す

本文から魚について書かれている段落を探します。
設問2問目は、だいたい2段落目あたりに書かれていることが多いので、その辺りから探していきます。

すると、2段落目と3段落目が魚について書かれていることが分かります。
ただし、「cleaner wrasses」と「mirror」が出てくるのが2段落目なので、2段落目を重点的に見ていきます。

ちなみに2段落1行目の「The same test was done on fish called cleaner wrasses ~」からcleaner wrasses=魚っていうのが分かるようになってるよ。

STEP3. 2段落目から設問や選択肢と同じ単語を探す

2段落目から設問や選択肢と同じ単語がある場所を探します。
特に動詞・目的語に注目します。

すると、本文から次の1文が見つかります。

They changed how they swam and checked if the fish in the mirror also changed how they swam.

【設問】
How did the cleaner wrasses check if the fish in the mirror was themselves?
【選択肢】
4.They began to swim in a different way than before.

→ 他の選択肢の動詞「opened 」「compared the color 」「tried to touch」は見つからない
→ 選択肢4と一致

この問題のコツ

  • まず設問から段落を特定する
  • 設問や選択肢の動詞や目的語が本文にあるか探す

【問29】What behavior did the cleaner wrasses ~

【問29】
What behavior did the cleaner wrasses take when they were shown a picture of themselves with a mark?
(魚が「自分にマークがついている写真」を見せられたとき、どんな行動をしたか?)

【選択肢】
1.They tried to get rid of the mark on their body.
 体についたマークを取り除こうとした。
2.They escaped from the picture and hid behind a rock.
 写真から逃げて岩陰に隠れた。
3.They ignored the picture and showed no interest in it.
 写真を無視して興味を示さなかった。
4.They began swimming with other fish in the tank.
 水槽のほかの魚と一緒に泳ぎ始めた。

STEP1. まず設問を読む

【問29】What behavior did the cleaner wrasses take when they were shown a picture of themselves with a mark?

→「どんな行動をしたか?」を聞く問題
→ ベラの行動(behavior)に注目
→ 鏡ではなく 写真に対する反応 を聞いている

つまり、
➡ 魚が写真を見せられたときに「何をしたか」が書かれている段落を探す。

STEP2. 写真の話が出てくる段落を探す

まずは段落を特定します。
魚の話は2段落目と3段落目に書かれていました。
同じ魚の実験ですが、

mirror(鏡)の実験は2段落目
photo(写真)の実験は3段落目

設問が“picture(写真)”と書いてあるので、
答えは 3段落目のどこかに必ずあることが分かります。

この時点で読むべき段落が1つに絞れる!

STEP3. 3段落目で設問や選択肢と同じ単語を探す

3段落目から設問や選択肢と同じ単語がある場所を探します。
特に動詞・目的語に注目します。

すると、本文から次の1文が見つかります。

When they were shown a picture of themselves with a mark on their body,
they tried to remove the mark from their body.

【設問】
What behavior did the cleaner wrasses take when they were shown a picture of themselves with a mark?

【選択肢】
1.They tried to get rid of the mark on their body.

→ 他の選択肢の動詞「escaped 」「hid」「ignored 」「swimming」は見つからない
→ 選択肢1の内容と完全一致!

ただし!
選択肢の動詞と本文の動詞は微妙に違います。
tried to remove the mark  ⇒ tried to get rid of the mark

単語は違うけど意味が同じことに気が付けるかどうかがポイントです。

この問題のコツ

  • 設問から段落を特定する
  • 設問や選択肢の動詞や目的語が本文にあるか探す
  • 意味が同じでも動詞が置き換わっていることに注意

【問30】In the discussion about the mirror test, ~

【問30】
In the discussion about the mirror test, it has been pointed out that
(ミラーテストの議論で指摘されているのは?)

【選択肢】
1.it costs a lot of money and takes too much time.
 費用がかかりすぎ、時間もかかりすぎる点。
2.it is too dangerous to use a piece of glass in the water.
 水中でガラスを使うのは危険すぎる点。
3.it only works on fish and some types of monkeys.
 魚と一部のサルにしか効果がない点。
4.it needs to consider the other senses that animals have.
 動物が持つ他の感覚も考慮する必要がある点。

STEP1. まず設問を読む

【問30】
In the discussion about the mirror test, it has been pointed out that

→「discussion」に注目
→ 「議論について」つまり具体的な事柄ではなく「まとめ」が書かれている設問

STEP2. 議論について書かれている段落を探す

2段落目や3段落目が具体的なテストについて、そしてまとめは最終段落に書かれています。
どの長文でもだいたいこういった構成になっています。

➡ 最終段落(4段落目)が特定できます。

STEP3. 最終段落で設問や選択肢と同じ単語を探す

最終段落から設問や選択肢と同じ単語がある場所を探します。
「まとめ」なので、少し離れている箇所にキーワードがある場合もあります。
また、動詞や目的語だけでなく、主語にも注目します。
動詞は置き換えられていたり、見つからないこともあります。

すると、本文から次の1文が見つかります。

 Moreover, vision is not the main sense for all animals.

【設問】
In the discussion about the mirror test, it has been pointed out that

【選択肢】
3.it only works on fish and some types of monkeys.
4.it needs to consider the other senses that animals have.

→ 他の選択肢の単語「money」「cost」「glass」「dangerous 」などは本文に一切出てこない

ここで3番と4番の選択肢に絞られます。
両方とも本文と被っている単語が出てきます。

ただし!
3番の選択肢には「monkeys」という単語が出てきます。
これは本文には一切出てきません。

明らかにひっかけ問題なので注意!

この問題のコツ

  • 設問からまとめであることを推測する
  • まとめは最終段落に書かれている
  • 最終段落から設問や選択肢の単語を探す
  • まとめは主語にも注意(動詞が出てこなかったり置き換わっていることも)
    → 主語から何についてのまとめなのかが分かる

【問31】Which of the following statements is true?

問31(TRUE問題)は、問27〜29の内容をまとめた「総合問題」になっていることが多く、
本文を細かく読まなくても、前の4問の内容を正しく理解していれば解けるタイプです。

ちなみに、過去問を見る限り、3-Bの長文問題の最後の問題は毎回この問いです。

【問31】
Which of the following statements is true?
(次の文のうち、正しいものはどれか?)

【選択肢】
1.Some fish can understand the difference between themselves and others.
 一部の魚は自分と他者の違いを理解できる。
2.The cleaner wrasses were marked first and then placed in a tank with a mirror.
 ベラは先に印をつけられ、そのあと鏡のある水槽に入れられた。
3.The cleaner wrasses did not notice the marks that were put on their bodies.
 ベラは体につけられた印に気づかなかった。
4.It was found that animals with large brains understood how to use mirrors.
 大きい脳を持つ動物は鏡を使う方法を理解することが分かった。

STEP1. 設問を読む

最後の問題は毎回同じです。

Which of the following statements is true?

STEP2. 前の設問を思い出す

【設問27】
The mirror test is used
(ミラーテストは何のために使われるか?)
➡ to determine if an animal can recognize itself.
 動物が自分自身を認識できるかどうかを判断するため。

【設問28】
How did the cleaner wrasses check if the fish in the mirror was themselves?
(ベラが、鏡の中の魚が自分かどうかをどのように確かめたか?)
➡ They began to swim in a different way than before.
 以前とは違う泳ぎ方をし始めた。

【設問29】
What behavior did the cleaner wrasses take when they were shown a picture of themselves with a mark?
(魚が「自分にマークがついている写真」を見せられたとき、どんな行動をしたか?)
➡ They tried to get rid of the mark on their body.
 体についたマークを取り除こうとした。

この3問が分かっていれば、
「魚は自分と他者の違いが分かる」=①
と自然に判断できます。

この問題のコツ

  • 前の設問の答えから導き出されることが多い!
  • ただし長文の内容にもよるので、分からない場合は単語を探したり内容理解が必要。

英検2級長文読解攻略まとめ

大問3-Bの長文読解は、一見むずかしそうに見えますが、
実は「答えのある場所」と「選択肢の作られ方」にパターンがあります。

この記事で解説したように、

大切なのは全文を読むことではなく、

・設問から“読むべき段落”を特定する
・選択肢に出てこない単語はバッサリ切る
・本文と選択肢のキーワードを照らし合わせる


という “効率的に読む方法” です。

特に、
問31(TRUE問題)は、前の設問の理解だけで解けることが多い
というのは絶対に覚えておきたいポイント。

英検2級の長文読解は、英文の難しさに圧倒されがちですが、
読み方のコツさえつかめば、決して難しくありません。

次の過去問を解くときは、ぜひこの方法を試してみてください。

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