英検準2級は、3級までのように
「とにかく量をこなす」勉強では通用しなくなります。
だからといって、
特別な才能や難しい勉強が必要になるわけではありません。
準2級で求められるのは、
必要な力を見極めて、そこに集中すること。
力業をやめて、効率よく準備すれば、
準2級は決して越えられない壁ではありません。
▶ 英検準2級のよくある悩み
→ 【英検準2級】受からない!落ちた!聞き取れない!よくあるお悩みを解決!
準2級で最初にやってはいけないこと
準2級で一番やってはいけないのは、
3級までと同じ感覚で勉強を進めてしまうことです。
3級までは、
単語をたくさん覚える
問題をたくさん解く
多少勢いで押し切る
こうした“力業”でも通用していました。
しかし準2級は、範囲が一気に広がり、
文章量も増え、考える力やアウトプットも求められます。
同じやり方を続けると、時間だけかかって伸びない状態になりやすいのが準2級です。
その結果、次のような失敗につながります。
単語帳を最初から最後まで完璧に覚えようとする
長文を量だけこなそうとする
ライティングを型を知らないまま書き始める
どれも一生懸命ですが、
準2級では効率が悪く、点数につながりにくい勉強法です。
英検準2級の勉強、まずここを押さえる
英検準2級の勉強は、力業ではなく効率よく、です。
その為には何から始めるかが重要。
範囲も広く覚えることもたくさんあるので、一から全部をやろうとすると時間がかかりすぎます。
① 単語と文法は「読める最低限」を先に作る
準2級に必要な単語は700〜1000語程度で十分です。
単語帳に載っている語をすべて覚える必要はありません。
大切なのは、
見たことがある
文の中で意味が取れる
この状態を作ることです。
準2級の長文で止まる原因は、単語不足よりも、
1文の途中で意味が取れなくなることがほとんどです。
文法も同様で、問題を解けるかどうかより、
この形を見たことがある、意味の方向が分かる
このレベルで十分です。
ここで完璧を目指すと、後半のライティングや長文で必ず苦しくなります。
▶ 英検準2級のよく出る単語
→ 英検準2級の単語はどれくらい必要?最重要60語+よく出る単語をまとめて解説
実際にやるときの具体例
例えば、準2級の勉強を始めた最初の2週間は、次のような内容で十分です。
・英検準2級の単語帳を1日20〜30語、意味を完璧に覚えようとせず「見たことがある状態」にする
・文法は問題集を解くより、長文や例文の意味が分かることを目標とします。
この段階では、テスト形式の問題が解けなくても問題ありません。
読んで止まらない土台を作ることが最優先です。
② ライティングは早めに「型」だけ入れる
準2級で最も差がつくのがライティングです。
ただし、この段階で上手に書ける必要はありません。
やるべきことは、
Eメール問題の流れを知る
自由英作文の5文構成を理解する
この2つだけです。
準2級のライティングは毎回ほぼ同じ型で出題されます。
型を知らないまま書こうとすると難しく感じますが、
設計図を知っていれば当てはめる作業に変わります。
▶ ライティングEメール問題も型を覚えれば難しくない!
→ 英検準2級ライティングのEメール問題|40〜50語が簡単に書ける4ステップ
▶ ライティング英作文を過去問から解説!
→ 英検準2級ライティングの書き方|過去問からわかる5文構成と使える表現
▶ ライティング英作文、実際に解いてみよう!
→ 英検準2級ライティング英作文の練習問題【2週間で書ける!解答例付き】
ライティングを始めるときの現実的な進め方
いきなり50〜60語を書こうとする必要はありません。
最初は、
・模範解答を見ながら
・どこが意見で、どこが理由なのか
を整理して読むだけでOKです。
次に、
理由1だけ自分で書き換えてみる
理由2はそのまま写す
このように一部だけ自分で書く練習をすると、負担なく慣れていきます。
③ 長文とリスニングは「慣れ」でいい
この段階では、長文もリスニングも点を取りにいかなくて大丈夫です。
準2級の長文は、内容自体は難しくありません。
量が増えるだけです。
リスニングも、読み上げは1回ですが形式は固定されています。
聞く経験を積むこと自体が対策になるため、
完璧を目指さず流れをつかむ意識で進めましょう。
▶ 長文読解の解き方を徹底解説!
→ 英検準2級【大問4B】長文読解の解き方|2025年過去問を例に徹底解説
点を取りにいかない練習とは?
例えば長文なら、
設問を解かずに
「段落ごとに何の話か分かるか」だけ確認する。
リスニングなら、
選択肢を見ずに
「話題が何か分かるか」だけを意識して聞く。
最初から正解を出そうとしないことで、
本番で必要な「全体をつかむ力」が育ちます。
④ 二次面接は一次試験が終わってからで間に合う
準2級の二次面接は、一次試験合格後に対策を始めても十分間に合います。
出題の流れは毎回ほぼ同じで、
Yes または No に理由を1つ添えるだけで合格点に届きます。
今は一次試験に集中する。
それが最も効率のいい進め方です。
▶ 一次試験に合格したら二次試験対策をしよう!
→ 英検準2級の面接の流れは?5つの質問を完全解説【合格のコツつき】
英検準2級の勉強をどう進めるか
ここまでが「最初に意識すべきこと」です。
そのうえで、実際の勉強は次のような流れで進めると崩れにくくなります。
勉強期間の目安(3級合格後)
毎日1時間できる場合は2〜3か月。
週3〜4日ペースなら4〜6か月が目安です。
3級の内容が定着している子ほど、準2級はスムーズに進みます。
英検準2級 合格までの勉強方法(目安:3〜6か月)
この勉強方法は、
3級合格後〜準2級初挑戦の中学生・小学生を想定しています。
勉強時間に余裕がある場合は前倒し、忙しい場合は後ろにずらしてください。
ステップ1|基礎を固める期間(最初の1〜2か月)
この時期の目的は、
「準2級の英文を読んでも止まらない状態」を作ることです。
やること
・単語は毎日触る(覚えきれなくてOK)
・頻出文法を「見て分かる」レベルまで確認
・ライティングはまだ書かない(型だけ把握)
・リスニングは聞き流し中心でOK
意識するポイント
・単語は「覚える」より「見た回数を増やす」
・文法問題を解くより、例文や長文の中で形を確認
・リスニングは聞こえなくても気にしない
この段階では、
正解率や点数は一切気にしなくて大丈夫です。
ステップ2|点につながる練習に切り替える期間(次の1〜2か月)
ここからが、準2級対策の本番です。
やること
・単語は引き続き毎日
・長文問題を解き始める
・ライティング(Eメール・自由英作文)を型通りに練習
・リスニングは設問を見ながら解く練習を開始
意識するポイント
・長文は「全部正解」を目指さない
・ライティングは毎回同じ構成で書く
・リスニングは「話題・立場・結論」が分かればOK
この時期に、
時間内に最後まで解ける感覚が出てくれば順調です。
ステップ3|過去問と本番対策の期間(試験前1〜1.5か月)
最後は、本番仕様に慣れる段階です。
やること
・過去問を本番と同じ時間で解く
・間違えた問題の「理由」を確認
・ライティングは時間内に書く練習
・リスニングはスクリプト確認→聞き直し
意識するポイント
・間違えた問題数より「なぜ間違えたか」
・聞こえない音は必ず文字で確認
・完璧を目指さず、安定して得点する意識
一次試験が終わったら、
二次面接対策を始めれば十分間に合います。
準2級の勉強方法で大切なこと
・準2級に必要な単語は700〜1000語。
すべてを一発で完璧に覚える必要はありませんが、最終的には意味が分かる状態にする必要があります。
・リスニングは最初から全部聞き取れなくても問題ありませんが、
本番までに内容が理解できるレベルまで仕上げる必要があります。
・ライティングは、内容よりも構成が重視されるため、
型通りに書けるようにすることが合格への近道です。
まとめ|準2級は「頑張り方」で決まる
英検準2級は確かに3級より難しくなります。
しかし、出題形式は安定しており、点を取りやすい場所も決まっています。
だからこそ大切なのは、
順番を間違えないこと。
やらなくていいことに時間を使わないこと。
これが、準2級を越える一番の近道です。



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