英検は小学生から取る必要ある?受験から就職まで考えた結果こうなった!

英検のちょっと役立つ話

「英検って、小学生から取らせた方がいいの?」
「将来、英語を使うかどうかも分からないのに、今やる意味ある?」

これは、多くの保護者が一度は悩むポイントです。

実際、英検は
・高校受験
・大学受験
・大学での単位認定
・就職活動
など、いろいろな場面で使われることがありますが、
小学生・中学生の時点で将来の進路が決まっている家庭はほとんどありません。

では、英検は
「小学生から取るべき」なのか?
それとも
「必要になってからで十分」なのか?

結論から言うと、
英検は一律に「取るべき」「不要」と決められるものではありません。
ただし、考え方を間違えると、
「早くやりすぎて無駄になる」
「後回しにして間に合わなくなる」
どちらの失敗も起こりえます。

結論|英検は「小学生から取るべき?」

英検についての一番現実的な答えは、これです。

急いで資格を取る必要はない。
でも、何も準備しないのもリスク。

小学生・中学生の時には、
・将来、英語を使うのか?
・受験で英検を使うのか?
・英語を使う仕事につきたいのか?
は、誰にも分かりません。

だからこそ、
英検を「資格取得のゴール」として考えるのではなく、
「やりたい事、行きたい場所が出来た時の為の準備」として考えることが重要になります。

英検にはいくつかの「使い道」がある

英検は、ただの資格試験ではありません。
人生の中でたくさんの使い道がある資格です。

・高校受験で使う資格
・大学受験で使う資格
・大学で単位になる資格
・英語力を確認するための指標
・日々の学習を整理するツール

まずは、この前提を押さえておく必要があります。

高校受験で英検を使う場合

高校受験では、英検による加点や点数の置き換えなど、英検取得でのメリットがある場合も多いです。

高校受験で英検を評価するかどうか、
また、どの級まで評価されるかは、
地域・公立か私立か・学校ごとに大きく異なります。

準2級まで評価される学校もあれば、
準1級まで加点や換算の対象になる学校もあります。

例えば大阪の公立高校では、英検2級で高校入試の英語の点数が80%保証される!
(2028年の入試からは英検2級で70%保証に変更)

ここで大切なのは、
「上を取れば取るほど有利」という考え方が必ずしも正しくないという点です。

志望校によっては、
・受験前に必要な級が決まっている
・それ以上は評価が増えない
というケースもあります。

その場合、
すべてを中学生のうちに取り切る必要はありません。
高校受験で必要なところまで確実に取り、
その先は高校に入ってから考える

という判断も、十分に合理的です。

高校受験で使う場合はいつから勉強すべき?

高校受験で英検を使う予定があるなら、小学生のうちから準備しておく価値はあります。

理由はとても現実的です。中学生になると、

・塾通い
・部活動
・定期テスト対策
・学校行事

などで、想像以上に忙しくなります。

その中で英検の勉強を一から始め、
5級、4級、3級…と順番に進めていくのは、
時間的にかなり厳しくなるケースが多いのが実情です。

中学生になってから目標とする高校が出来、その高校入試に英検での加点等があっても間に合うように、小学生のうちに英検5級、出来れば4級まで取っておくと、中学生活に余裕が出来ます。

我が家の小学生は今この段階。高校受験で使う予定なので、小学生で3級ぐらいまではチャレンジしてみる予定!

その英検対策は、もし高校入試で英検を使わなくても、中学英語の先取りとして無駄になることはありません。

▶ 受験に間に合わなさそうならこんな受験方法も → 英検のS-CBTと従来型の違いは?メリット&デメリットを解説

大学受験で英検を使う場合

大学受験で英検を使う場合、
評価されるのは主に2級以上です。

▶ 英検2級はかなり難しい! → 英検2級はどれくらい難しい?準2級との違いからレベルを徹底解説

そして、多くの大学では
・取得後◯年以内
・出願時に有効であること
といった条件が設けられています。

つまり、早く取りすぎると肝心な時に役に立たない!と言うことです。

その為、大学受験で英検を使うのであれば、希望する大学の内容を確認し、
必要な時期に英検取得を目指すのが望ましいです。

ただし、英検の大きな強みは、
大学受験の英語勉強と併用できることです。

英検対策は、
・語彙
・文法
・長文読解
・英作文
といった大学受験英語の中身とほぼ重なっています。

つまり、
英検のためだけに特別な勉強をする必要はなく、
普段の受験勉強を続けていれば、その延長で英検にも対応できる
という点が大きなメリットです。

大学入試で英検を使うなら、中学生でどこまで進める?

大学入試で英検が使うなら、ある程度中学生のうちに英語力を鍛えておくと
高校に入ってからの負担が少なくなります。

中学生のうちに英検3級、出来れば準2級レベルまで取得していると
高校で2級以上を取得することも十分可能です。

逆に、中学生の段階で英語学習が十分に進んでいないと、
難しくなる高校英語についていきながら、英検と受験勉強を同時に進めることになり、
かなりの負担になります。

大学受験で使う英検は、
最終的には高校生の間に取得することになりますが、
その土台を中学生のうちに作っておくかどうかで、
高校生活の余裕は大きく変わります。

大学の単位認定に英検を使う場合

大学の単位認定まで視野に入れる場合、
高校3年生前後で英検2級を取得できているかどうか
を一つの目安にします。

英検2級は、一般的に「高校卒業程度」とされているレベルです。
この時期に2級を取得できていれば、

・高校英語の復習
・大学受験の為の英語力
・大学入学後の英検での単位認定の準備

をまとめて確認することができます。

もし2級までは少しハードルが高い場合でも、
**英検準2級プラス(高校中級程度)**を
同じ時期の目安にする考え方もあります。

▶ 英検準2級プラスを受けるべきか迷ったら → 英検準2級プラスは受ける意味ない?準2級・2級との違いと判断ポイント

準2級プラス、または2級を高校で取得することにより、大学での単位認定に英検を使う準備が出来上がります。

高校英語の復習、大学受験の英語対策、大学入試の加点等のメリットなど、将来の単位認定など、一石三鳥以上になるね。

就職活動で英検を使う場合

就職活動では、
直近の英語力が重視されることが一般的です。

大学受験用に取得した英検は、
就活時には有効期間の関係で使えないことも多く、
大学在学中に改めて英語資格を取得するケースが一般的です。

そのため、
就職活動だけを目的にするなら、
早くから英検を始める必要はありません。

ただし、
小中高で積み上げた英語力が、
大学での資格取得やTOEICなどに
スムーズにつながることは確かです。

▶ 英検とTOEICなどの違い、詳しくはこちら→ 英検とTOEIC・TOEFLの違い|勉強するならどれがいい?

大学での英語は英検にする?TOEIC・TOEFLにする?

就職活動で英語を使う場合、
大学時代にどの英語資格を選ぶかはとても重要です。

企業の採用現場では、
英検よりも TOEICやTOEFL
英語力の指標として使われることが多くなっています。

また、就職活動では
資格そのものよりも、有効期限内のスコアかどうか
が重視される点にも注意が必要です。

そう考えると、大学受験用に取得した英検は、
就職活動の時点では取り直しが必要になるケースも少なくありません。

であれば、
大学時代に英語資格を取り直すタイミングで、英検を再受験するのではなく、

・TOEIC
・TOEFL

といった、
就職活動で評価されやすい資格に移行する
のも1つの方法です。

特に、英語を使う仕事や
海外とのやり取りがある企業を視野に入れる場合は、
大学在学中にTOEICやTOEFLでスコアを取っておく方が、
就職活動では使いやすくなります。

英語力を把握・伸ばすために英検を使う場合

英検は、
「今の英語力を客観的に知る」
という目的でも非常に使いやすい試験です。

・どのレベルまで理解できているか
・次に何を勉強すればいいか
・学習の区切りや目標設定

こうした点を整理する指標として、
年齢に関係なく活用できます。

また、英検対策は
学校の授業や受験勉強の予習・復習としても相性が良いため、
資格として使わなくても学力としては無駄になりません。

小学生・中学生はどう考えるべきか

小学生・中学生の段階では、
将来の進路はまだ決まっていないのが普通です。

だからこそ、
「今すぐ上の級を取らなければならない」
と焦る必要はありません。

一方で、
いざ英検が必要になったときに、
まったく準備ができていないと間に合わない
というケースも少なくありません。

おすすめなのは、
少しずつ英語学習を進め、
必要になったときに動ける位置にいること。

英検を
・資格のゴール
ではなく
・学習の目安
として使いながら、
進路が見えてきた段階で必要な級を取りに行く。

この考え方が、
一番失敗しにくい選択です。

▶ 我が家の英検対策、一番悩んだのは・・・ → 英検対策で親が一番悩んだポイント|小学生と中学生で全然違った話

まとめ|英検は「資格取得」より「準備」として考える

英検は、
早く取りすぎても、
後回しにしすぎても、
失敗する可能性がある資格です。

大切なのは、
将来の選択肢を狭めない位置にいること。

たとえ将来、
英語を使う進路にならなかったとしても、
英検を通して身につけた
語彙力・読解力・思考力は無駄になりません。

英検は、
「今すぐ使うため」だけの資格ではなく、
将来に備えるための準備ツール

小学生から英検をどう考えるか迷ったときは、
この視点で判断してみてください。

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