英語の資格としてよく名前が挙がる
英検・TOEIC・TOEFL。
「どれを受けたらいいの?」
「うちの子にはどれが合っている?」
と悩む方も多いのではないでしょうか。
実はこの3つ、
目的・難易度・求められる力がまったく違う試験です。
この記事では、
を、できるだけ分かりやすく整理していきます。
英検・TOEIC・TOEFLの違い
まずは全体像を、かなりシンプルにまとめます。
| 試験 | 一言でいうと |
|---|---|
| 英検 | 学校英語+基礎から段階的に力を測る試験 |
| TOEIC | 社会人向けの「英語を読む・聞く力」を測る試験 |
| TOEFL | 海外大学で学ぶためのアカデミック英語試験 |
ここを押さえておくだけでも、
「全部同じ英語の試験」ではないことが分かります。
英検とは?|日本の英語学習の土台になる試験
英検は、日本の学習指導要領をベースに作られている試験です。
英検の特徴
- 5級〜1級まで段階的にレベルアップできる
- 単語・文法・読解・リスニング・ライティング・面接まで幅広い
- 小学生〜高校生まで受験者が多い
- 高校・大学入試で評価対象になることが多い
特に大きな特徴は、
**「基礎から積み上げる設計」**になっている点です。
英語を学び始めたばかりの子でも、
5級・4級から無理なく挑戦できます。
TOEICとは?|社会人向けの実用英語テスト
TOEICは、主に社会人を対象にした英語試験です。
TOEICの特徴
- TOEICには複数の試験があるが、
日本で一般的に指すのは Listening & Reading(L&R) - スコア制(990点満点)
- L&Rはリスニングとリーディング力を測るテスト
- ビジネス・日常英語が中心
- 日本では就職・昇進の評価材料になることが多い
TOEICは
**「英語で仕事ができるか」**を測る試験。
そのため、
- 文法を1つずつ丁寧に学ぶ
- 英作文やスピーキングを練習する
といった学習とは、少し方向性が異なります。
TOEFLとは?|海外大学進学のための試験
TOEFLは、海外の大学や大学院で学ぶための英語力を測る試験です。
TOEFLの特徴
- 読む・聞く・書く・話すの4技能すべて必須
- 内容がかなりアカデミック
- 英語「で」学ぶ力が求められる
- 難易度は3つの中で最も高い
理科・歴史・社会問題などの内容を
英語で理解し、意見を述べる力が必要になります。
正直に言うと、
英語学習の初期〜中級段階で選ぶ試験ではありません。
難易度の違いをざっくり比較
ここもよく質問されるポイントです。
- 英検:5級 → 4級 → 3級 → 準2級 → 2級 → 準1級 → 1級
- TOEIC:点数が上がるほど難しくなる
- TOEFL:最初から高難度
入り口が一番やさしいのは英検です。
TOEICやTOEFLは、
ある程度英語力が完成している人向けの試験と言えます。
小学生・中学生・高校生にはどれがおすすめ?
小学生・中学生の場合
この段階では、
英検一択で問題ありません。
理由はシンプルで、
- 文法や単語を体系的に学べる
- 合格という分かりやすい目標がある
- 学校英語や受験とつながりやすい
からです。
TOEICやTOEFLを無理に選ぶメリットは、ほとんどありません。
高校生の場合
高校生になると、選択肢が少し広がります。
- 大学受験を見据える → 英検 Or TOEIC
- 将来の就職・実用英語 → 英検+余裕があればTOEIC
- 海外進学を本気で考えている → TOEFL
それでも高校生には英検が使いやすい理由
大学入試では、英検とTOEICが
英語外部試験として同等に扱われることも多く見られます。
ただし、高校生の学習の流れに当てはめて考えると、
英検の方が使いやすい場面が圧倒的に多いのが現実です。
英検対策は、
- 学校の授業の予習・復習として使える
- 定期テストや模試の苦手分野の洗い出しになる
- 文法・単語・長文・ライティングを
大学受験に向けた先取り学習として整理できる
という特徴があります。
たとえば、
- 高1・高2で英検2級レベルまで仕上げておく
- 文法や語彙の弱点を英検対策で潰す
- ライティングや面接で「英語を書く・話す」経験を積む
こうした積み重ねは、
そのまま大学受験の英語対策につながります。
一方、TOEICは実用的な試験ですが、
- 学校の進度と合いにくい
- 定期テストや受験勉強の補助には使いづらい
- 「今どこが苦手か」が見えにくい
という面もあります。
そのため多くの高校生にとっては、
まず英検を使って予習・復習・先取り・苦手克服を回し、
土台を作る方が現実的です。
英検2級〜準1級までをしっかり取ることが最優先です。
「英検は意味ない?」と言われる理由と現実
ネット上では、
「英検は意味がない」
という意見を見かけることもあります。
ただし、その多くは
- 社会人目線での話
- TOEICと比較した場合の話
であることがほとんどです。
実際には、
- 入試で評価される
- 英語学習の土台を作れる
- 途中で挫折しにくい
という点で、
学習過程としての価値は非常に高い試験です。
結論|まず選ぶなら「英検」でOK
3つを比較したうえでの結論は、とてもシンプルです。
- 英語学習のスタート〜中級まで → 英検
- 大学受験 → 英検 or TOEIC(目指す大学による)
- 社会人の実用英語 → TOEIC
- 海外大学進学 → TOEFL
特に小学生・中学生・高校生の場合、
**「どれが一番すごい資格か」ではなく
「今のレベルに合っているか」**が何より大切です。
その意味で、
英検は最も無理がなく、失敗しにくい選択肢だと言えるでしょう。





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