英検準2級を受けたあと、いちばん気になるのは
「何割取れたか」「合格点に届いているか」だと思います。
まず大前提として、合格点は合否を決めるための数字です。
ただし、英検は正答数ではなく CSEスコア で判定されるため、
自己採点の感覚と結果がズレることも少なくありません。
ここでは、公式の合格点を確認したうえで、
**CSEスコアを見ることで分かる“合否の理由”**を整理します。
英検準2級の合格基準(公式)
英検準2級の一次試験は、次の3技能で判定されます。
一次試験
- リーディング:600点
- ライティング:600点
- リスニング:600点
合格点:1322点
二次試験
- 面接:600点
合格点:406点
各技能の満点は600点で、一次試験は合計1800点満点。
合格基準は1322点、二次試験(面接)の合格基準は406点です。
合否は
一次試験合格 → 二次試験(面接)合格
という流れで決まります。
「何割取れたか」だけでは判断できない理由
一般的に、英検準2級に合格するには6割前後の正答率があれば受かると言われています。
でも、実際には
- 正答数
- 正答率
だけを見ても、合否は判断できません。
問題の難易度や全体の出来具合によって、
正答数とCSEスコアは必ずしも比例しないからです。
自己採点で
「思ったより合っていない」
と感じても、その時点で不合格と決めつける必要はありません。
CSEスコアから分かる「合否の理由」
CSEスコアを見ると、
なぜ合格したのか/なぜ届かなかったのかが見えてきます。
パターン① 合格しているケース
- 3技能すべてが合格ライン付近にそろっている
- 多少の得意・不得意はあるが、大きな穴がない
準2級は、
すべてが完璧である必要はありませんが、
どれも一定レベルに達していることが求められます。
パターン② 苦手技能を他でカバーして合格するケース
- 1技能が5割以下
- 得意な技能で7割以上が取れている
実際の合格例でも、1技能が4割程度で合格していることがあります。
ただし、その場合には他の得意技能で合格点を大幅に上回っている必要があります。
パターン③ 合格点に少し届かなかったケース
- 全体的に悪くないが、合計が足りない
- 1技能だけが他より明らかに低い
この場合は、
どの技能が足を引っ張ったか(もしくは全体が足りなかったのか)を確認することで、
次にやるべき対策がはっきりします。
合格点とCSEは「合否の理由」を整理するために見る
合格点は、あくまで合否を決める基準です。
一方でCSEスコアは、
- どの技能が支えになったか
- どこが不足していたか
を整理するための指標になります。
不合格だった場合でも、
合格点とCSEをセットで見ることで、
次に直すべきポイントは1つか2つに絞れます。
CSEスコアから分かる「具体的な改善ポイント」
CSEスコアは「弱点の場所」を教えてくれる
英検準2級では、
合否そのものは合計スコアで決まります。
ただし、
CSEスコアを技能別に見ると、
どこで点を落としたのかがはっきり分かります。
残念ながら不合格だった場合でも、CSEスコアを見て落ち込むのではなく、
次に合格するために何が必要なのか、今後何を勉強したらよいのかを判断します。
ここでは、
準2級でよくあるスコアパターン別に、
見直すべきポイントを整理します。
ケース① リーディングのCSEが低い場合
よくある原因
- 単語が分からなくて文の意味が分からない
- 単語は知っているが、文全体が追えていない
- 長文後半で時間切れ
CSEが伸びない理由
準2級のリーディングは、扱う内容が少し社会的な内容になるため、
単語自体が難しくなっています。
また、長文では、
「1文ずつ正確に訳す力」よりも
文章全体の流れをつかむ力が求められます。
- 文法は分かっている
- 単語もある程度覚えている
という子でも、
読み方が3級のままだとCSEが伸びません。
改善ポイント
リーディング対策では、まず単語を知っている必要があります。
出てくる単語の種類も難しくなるため、
まずは準2級に出てくる単語をしっかり覚えましょう。
- 英検準2級の単語をしっかり覚える
- 長文の読み方、解き方を覚える
- 長文は「時間内に最後まで読む」練習を優先する
ケース② リスニングのCSEが低い場合
よくある原因
- スピードについていけなくて聞き取れない
- 1語1語を聞き取ろうとして置いていかれる
- 選択肢を聞く余裕がない
CSEが伸びない理由
準2級のリスニングは、
情報量が一気に増えるのが特徴です。
「聞き取れた単語の数」よりも、
話の流れを追えたかどうかがスコアに影響します。
改善ポイント
- 全部聞き取ろうとしない
- 最初の1文で「話題」をつかむ
- 過去問で形式に完全に慣れる
過去問や問題集を何度も聞いて、音読をして、シャドーイングをすることで
必ず聞こえるようになります。
そのうえでポイントを押さえて聞くことで、安定して得点できるようになります。
ケース③ ライティングのCSEが伸びない場合
よくある原因
- 語数は書けているが、構成が不安定
- 理由が1つだけで薄い
- 文法ミスを恐れて内容が弱くなる
CSEが伸びない理由
準2級のライティングは、
型を知っておけばそこまで難しくはありません。
逆に型さえ覚えれば得点源になります。
改善ポイント
- 型を固定して書く
- 文を増やすより、理由をはっきりさせる
- 過去問で同じ構成を何度も書く
難しい単語を使う必要はありません。
英作文もEメールライティングも、型を覚えてひたすらその型通り書けるように練習すると
必ず合格点に届きます。
CSEを見ると「やるべきことは多くない」
CSEスコアを見て分かるのは、
- 全部をやり直す必要はない
- 直すべき技能は1つか2つ
ということです。
準2級で合格点に届かない多くのケースは、
- 勉強量が足りない
ではなく - 勉強の配分がズレている
ことが原因です。
まとめ|準2級の合格点の考え方
英検準2級の合否は、
正答数ではなく CSEスコア で決まります。
CSEスコアは、合否を決めるだけでなく、次に何を直すかを判断する材料にもなります。
- 合格していた → 次は2級を見据えて弱点補強
- 少し届かなかった → 一番低い技能を重点的に対策
一次試験の合格基準は 1322点。
何割取れたかだけで判断せず、
合計スコアと技能ごとのバランスを見ることが大切です。
合格点は結果を決める数字。
CSEスコアは、その結果に至った理由を整理するための数字。
この2つを正しく見て、
次の一歩につなげてください。









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