英検準2級の面接の流れは?5つの質問を完全解説【合格のコツつき】

英検準2級

準2級の二次面接はどんな試験なのか

英検準2級の二次面接は、面接委員と1対1で行われる約5分程度のスピーキングテストです。
カードを1枚渡され、その英文を音読し、イラストや自分の意見についての質問に答えていきます。

3級と同じく、出題形式は毎回ほぼ同じため、事前に流れを知っておくだけで本番で落ち着きやすくなります。
準2級では、3級より「自分の意見を英語で説明する」場面が増えるのが特徴です。

発音や文法の細かいミスよりも、止まらずにコミュニケーションを続ける姿勢が重視される試験です。
特に準2級では、No.4・No.5 の“意見問題”で固まってしまう受験者が多い傾向があります。
逆に言えば、短くても自分の考えを伝えられれば高評価につながります。

面接委員は日本人の場合も外国人の場合もありますが、質問内容はどちらでも同じです。

ここでは、公式サンプルを基にした「正しい流れ」と「実際の会話サンプル」、そして5つの質問の攻略法を整理します。

二次面接、いつから練習する?

二次面接は、一次試験合格後に行われます。
内容自体も、形式さえ理解していれば特別難しいものではありません。
合格率も公表されてはいませんが、おおむね80%前後といわれています。

そのため、一次試験が終わってから準備を始めても十分に間に合います。

入室から退出までの流れ

  1. ドアをノックして入室
  2. お互いにあいさつ
  3. カードを渡す
  4. 指示されて着席
  5. 名前や今日の調子を聞かれる
  6. カードを受け取る
  7. パッセージを黙読(20秒)
  8. パッセージを音読
  9. No.1〜No.5 の質問
  10. カードを返却
  11. 挨拶して退室

実際の会話サンプル(公式サンプルを書き起こし)

英検公式に掲載されているサンプル問題をもとにした面接のやり取りです。
本番でもほぼこのような流れで進みます。

● 面接委員
〇 受験者

● Hello.
〇 Hello.

● Can I have your card, please?
〇 Yes.(カードを渡す)

● Thank you. Please have a seat.
〇 Thank you.

● My name is Mary Fisher. May I have your name, please?
〇 My name is Hiroshi Tanaka.

● Mr. Tanaka, this is the Grade Pre-2 test, OK?
〇 OK.

● How are you today?
〇 I’m fine.

● OK. Now, let’s start the test. Here’s your card.
〇 Thank you.(カードを受け取る)

● First, please read the passage silently for 20 seconds.
〇 黙読

● All right. Now, please read it aloud.
〇 音読

● Now, I’ll ask you five questions.

No.1〜No.3 の質問と応答

● Now, Mr. Tanaka, please turn over the card and put it down.

No.4~No.5の質問と応答

● OK, Mr. Tanaka. This is the end of the test. Could I have the card back, please?
〇 Here you are.(カードを返す)
● Thank you.

● You may go now.
〇 Goodbye.
● Goodbye. Have a nice day.
〇 Thank you.(退室する)

質問の種類と攻略ポイント

公式サンプルをもとに、質問1〜5の解き方をまとめます。

No.1 パッセージについて

質問1は、カード上段に書かれた英文(パッセージ)から出題されます。
答えは必ず本文の中に書かれているため、本文を見ながらそのまま答えればOKです。

According to the passage, how do many families try to make the environment better?
(この文章によると、多くの家族はどのようにして環境を良くしようとしているのでしょうか?)

本文には以下のように書かれている箇所があります。

Many families use products made from recycled paper, and in this way, they try to make the environment better.

頭にByを付けて本文からほとんど抜き出すだけ(動詞は〇〇ingにする)で大丈夫です。👇

By using products made from recycled paper.
(リサイクル紙から作られた製品を使用することにより。)

英文を日本語に訳して考える必要はありません。
「どの文に答えがあるか」を見つけて、そのまま口に出せば十分です。

No.2 イラストAについて

Picture A では、人物が何をしているかをできるだけ多く説明します。

現在進行形で答えるので、be + 動詞ing だけ意識すれば後は簡単な文章で大丈夫です。

文章的にはここが一番簡単だよね!

Now, please look at the people in Picture A. They are doing different things. Tell me as much as you can about what they are doing.
(さて、写真Aの人々を見てください。彼らはそれぞれ違うことをしています。彼らが何をしているのか、できるだけ詳しく教えてください。)

A man is putting a box (of bottles) on a truck. (男がボの箱をトラックに積み込んでいる。)
A woman is planting (some) flowers. (女性が花を植えています。)
A woman is walking her dog. (女性が犬の散歩をしています。)
A man is painting the wall. (男が壁に絵を描いています。)
A boy is riding a bicycle. (少年が自転車に乗っています。)

難しい文を作る必要はなく、短く正確に言うことの方が評価につながります。

No.3 イラストBについて(状況説明)

Picture B では、絵の中の人物の状況を説明する問題が出ます。

内容はだいたい決まっています。

He can’t 〇〇, because ~(彼は〇〇が出来ない。なぜなら~)
She want to 〇〇, but ~(彼女は〇〇したい。でも~)
He is thinking of 〇〇.(彼は〇〇と考えている。)

この辺りのフレーズをしっかり言えるようにしておきましょう。

Now, look at the girl in Picture B. Please describe the situation.

She can’t buy a drink because there are a lot of bicycles  (parked) in front of the (vending) machine.

状況を「一言でまとめる力」が大事ですが、文法より“伝わること”が重視されます。

No.4 意見を聞かれる質問

ここからカードを見ずに答えます。
準2級の山場ですが、Yes → 理由1つ の形で十分合格点です。

Do you think drinks in plastic bottles will be more popular in the future?
(ペットボトル入りの飲み物は今後もっと普及すると思いますか?)

Yes. People can carry drinks easily in plastic bottles.More kinds of drinks will be sold in these bottles.
(はい。ペットボトルなら飲み物を手軽に持ち運ぶことができます。今後は、ペットボトル入りの飲み物の種類も増えていくでしょう。)

 It’s not easy to recycle plastic bottles. Many people will try not to buy drinks in plastic bottles.
(ペットボトルをリサイクルするのは簡単ではありません。多くの人がペットボトル入りの飲み物を買わないように努めるでしょう。)

YesでもNoでも大丈夫です。

自分が本当に思っていることでなくても大丈夫です。
理由が簡単に言える方にしましょう。

もし言葉が出てこなければとりあえず「Yes」か「No」だけ答えましょう。
その場合、面接委員の方が、「Why?」「Why not?」と続けて聞いてくれます。
それでほんの少し時間が稼げるので、その後短い文でも構わないのではっきりと答えるのが◎。

No.5 自分の習慣・経験・好み

質問5は、受験者の普段の行動や経験について聞かれます。

There are many kinds of newspapers in Japan today. Do you usually read a newspaper?
(今の日本には色々な新聞がありますね。皆さんは普段新聞を読みますか?)

Yes. I think reading a newspaper is very useful. I can get a lot of news and information every day.
(はい。新聞を読むのはとても便利だと思います。毎日たくさんのニュースや情報を得ることができます。)

No. I watch the news on TV every day. I also read the news on the Internet.
(いいえ。毎日テレビでニュースを見ます。インターネットでもニュースを読みます。)

ここも長い答えは不要です。
中学生でも言える内容で十分合格点が取れます。

ここでも、もし言葉が出てこなければ、とりあえず「Yes」か「No」だけでも大丈夫です。
その場合、面接委員の方が、「Please tell me more.」「Why not?」と聞いてくれるので続けて答えましょう。

面接で気をつけたいこと

準2級は、3級より「自分の考えを英語で伝える力」が重視されます。
そのため、質問4・5で一気に緊張してしまう人が多いです。

まず覚えておきたいのは、聞き返しは減点ではないということです。
聞き返すフレーズは必ず覚えておきましょう。

Pardon?
Could you say that again?

これだけで大丈夫です。
準2級は質問文が少し長くなるので、初めて聞くと聞き逃しやすいですが、
むしろ“黙るより聞き返す方が評価は高い”とされています。

もうひとつ大切なのが「完璧に話そうとしない」こと。
準2級の語彙や文法は中学範囲を超えることもありますが、
二次面接は中学生レベルの英語だけで十分伝わります。

ゆっくり、はっきり、そしてしっかり目を見て、出来れば笑顔で!
これを意識しておけば、多少言い直しても、聞き返しても、少しぐらい文法が間違っていても合否にはほとんど影響しません。

二次面接の合格率は約8割。
自信をもって面接に臨みましょう。

笑顔で “Hello” や “Thank you” が言える。これ、意外とものすごく大事!
英語での受け答えが自信なくてもこれなら出来るよね!

家庭でできる面接練習の方法

過去問で本番と同じ流れで練習する

過去問にはA日程・B日程それぞれのカードがついています。
6年分の過去問であれば12回分。
しっかり練習しましょう。

カードの音読を練習する
家族が質問役になって No.1〜No.5 を投げる

オンライン英会話を利用する

オンライン英会話を試してみるのも効果的です。
家族以外の人と英語を話す経験が、本番での緊張を大きく減らしてくれます。

オンライン英会話には、無料期間が1週間程度ついているものもあります。
また英検対策のカリキュラムがあるオンライン英会話もあります。

最後に伝えておきたいこと

準2級の二次面接は、難しい英語を流し込む試験ではありません。
大切なのは、英語でコミュニケーションを続けようとする姿勢です。
多少の文法ミスは合否にほとんど影響しません。

形式を知り、よく出る質問への答え方を準備しておけば、十分に合格できます。
本番は本当にあっという間なので、練習してきた通りに落ち着いて答えれば大丈夫です。

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