英検準2級 レベル|3級との違い・必要な語彙・文法・学習時間を解説

英検準2級

英検準2級は“高校中級レベル”と言われますが、実際に3級に合格した後の子どもにとっては、いきなり手が届かないほど難しい試験ではありません。

ただし、範囲が一気に広がるため
「3級より何がどれくらい難しくなるのか」
これを最初に正しく知っておくことがとても大切です。

この記事では、すでに3級に合格している子が、準2級に向けて最初に知っておくべき“本当のレベル”だけを、できるだけわかりやすくまとめています。

英検準2級はどんな試験?(全体のイメージ)

準2級は、学校生活・日常生活・少し社会的な話題まで扱う試験です。
文章の量が増え、会話も少し複雑になりますが、出題形式はかなり安定しているため、対策がしやすい級でもあります。

3級までは「英語の基礎」、
準2級からは「英語を使う段階」に入るイメージです。

この“使う英語”という部分が、3級との大きな違いになります。

3級との最大の違いはここ

準2級が3級と大きく変わる部分は、主に次の5つです。

語彙(単語)が増える

準2級に必要な単語数は今まで覚えた単語にプラスして、およそ700〜1000語
これは、「単語帳の全収録語数1200〜1500語のうち、必要な部分だけ覚えれば十分」という意味です。

3級よりも抽象的な単語が増えるのが大きな特徴です。

volunteer(ボランティア)
produce(生み出す)
protect(守る)
local(地域の)

3級の家庭や身の回りの単語から、準2級では学校や地域での場面をイメージした語が多くなります。

文法のレベルが上がる

準2級では、文法の幅が一気に広がります。

ただし、準2級の長文は“文法問題のように複雑な形”で出るわけではなく、
理解さえしていれば読み進められます。

負担に感じるかもしれませんが、頻出文法をやっておけば、実際の文章はしっかり読めるようになります。

長文が明らかに長くなる

3級の長文と比べると、文章量は体感で1.5倍〜2倍ほど増えます
ただし内容は平易で、語彙と文法が身についていれば十分読み切れます。

特に増えるのは

・学校生活に関する説明文
・趣味やイベントに関する文章
・地域のトピック(ボランティアなど)

小学生でも理解できるテーマが多いため、実際には「量」に慣れるかどうかがポイントです。

ライティングが“量的にも質的にも”難しくなる

問題数は3級と同じですが、内容は難しくなっています。

3級
・メール返信(15語~25語・2つの質問に答える
・自由英作文(25〜35語)

準2級
・メール返信(40語~50語・2つの質問文を作る
・自由英作文(50語~60語)

準2級では、“理由づけ”や“文章のつながり”を求められるため、
考える力が必要になってきます。

また3級に比べてかなり長い文章を作る必要が出てきます。
メールの返信も、3級は「聞かれた2つの質問に答える形式」でしたが、
準2級は「自分で質問文を2つ作る形式」に変わります。
ライティングの負荷が最も上がる部分がこの2か所です。

二次試験(スピーキング)は3級より“抽象度”が上がる

3級と同じく、準2級もカードを使った音読・イラストの質問・自分のことへの質問という流れですが、
最も大きな違いは「質問の抽象度」と「理由づけの必要性」が上がることです。

3級では、
「週末何をしますか?」
「〜が好きですか?」

など、受験者自身の生活に関する“具体的な質問”が中心でした。

一方で準2級では、

  • Do you think〜?(あなたは〜と思いますか?)
  • Why(or Why not)?(その理由は?)
  • Will 〜 in the future?(未来についての意見)

のように、
社会・生活全体に関する“一般的な質問”が増えます。

子ども自身の生活とは関係のないテーマ(ペットボトル、新聞、リサイクル など)についても、
「意見+理由」で答えるのが基本になります。

つまり、質問の内容が格段に難しくなってるんだよね・・・

ただし、質問の型は毎回ほぼ固定されているため、
「意見+理由」のセットを練習しておけば十分対応できます。

リスニングのレベルはどれくらい?

準2級のリスニングは、次の4つのが変わります。

・読み上げが全て1度になる
・話すスピードが上がる
・会話が長くなる
・質問が少し抽象的になる

3級では大問1だけ読み上げられる問題文が1度、それ以外は2度繰り返してくれていましたが、準2級では問題も選択肢も全て読み上げは1度のみです。
1度で内容を聞き取り、理解する必要が出てきます。

ただし、形式が完全に固定されているため対策がしやすいです。

第1部:応答(短い会話・3択)
第2部:会話内容(やや長め・4択)
第3部:英文内容(トークを聞いて答える・4択)

すべてイラストなし。
内容も毎回似ているため、過去問で十分慣れることができます。

準2級で必要な単語と文法

単語は700〜1000語で対応可能。
単語帳のすべてを覚える必要はありません。

過去問題から解析した、よく出る文法ランキング10個です。

1位 時制
2位 不定詞
3位 比較級・最上級
4位 受動態
5位 関係代名詞
6位 分詞
7位 助動詞
8位 前置詞
9位 接続詞
10位 句動詞

この10個が身についていれば、長文の理解度は大きく変わります。

準2級が求める“英語の力”

準2級で特に大切なのは、次の3つです。

・知らない単語があっても文脈から推測できる
・長文の中の重要な部分だけ抜き取る力
・自分の意見を英語で書く力(短くてOK)

特に二次面接では、“完璧な英語力”よりも、“使おうとする姿勢”の方がずっと重要です。

合格率と合格ライン

一次試験は約35%。
二次試験は約80%。
総合合格率は28〜29%ほど。

数字だけ見ると難しそうですが、これは英検全体の受験者を含む割合であり、3級合格後にしっかり準備した子は、十分に合格が狙えます。

3級持ちが準2級に合格するまでの学習時間

必要な学習時間は70〜120時間。
毎日1時間続けられれば2〜3か月ほど。
週3〜4日なら4〜6か月が目安です。

3級の知識がしっかりしている子ほど、スムーズにレベルアップできます。
また高校生以上で受ける場合は、英検準2級が高校初級レベルなのでもっと短時間で合格できます。

まとめ:準2級は“3級の次のステップ”として最適なレベル

準2級は、難しすぎる試験ではありません。
覚えるべき文法や単語の方向性がはっきりしていて、形式も安定しているため、正しい方法で勉強すれば必ず伸びます。

3級との違いを最初に理解し、必要な部分だけ集中的に取り組めば、最短での合格も十分に可能です。

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