英検3級の二次面接はどんな試験なのか
英検3級の二次面接は、面接委員と1対1で行われる約5分程度のスピーキングテストです。
カードを1枚渡され、その英文を音読し、イラストや自分自身についての質問に答えていきます。
出題形式は毎回ほぼ同じため、事前に流れを知っておくだけで本番で落ち着きやすくなります。
発音や文法の細かい間違いよりも、止まらずにコミュニケーションを続けようとする姿勢が重視される試験です。
特に3級は初めての「面接形式」で緊張しやすく、英語力よりも“沈黙してしまう”“聞き返せず固まる”ことで点が下がりやすい傾向があります。
逆に言えば、多少文法がぐちゃっとしても、反応できていれば高評価につながります。

ちなみに面接委員は、日本人の場合が多いけど外国人の場合もあります!
ここでは、公式サンプル動画を基にした「正しい流れ」と「実際の会話サンプル」、そして5つの質問の攻略法を整理します。
二次面接、いつから練習する?
二次面接は、1次試験合格後1か月以上後に行われます。
内容自体も、形式さえ把握していれば難しいものではありません。
合格率も、公開されてはいませんが90%ともいわれています。
その為、1次試験が合格してから練習をしても十分間に合います。
入室から退出までの流れ
- ドアをノックして入室
- Hello(お互いにあいさつ)
- 受験票(カード)を渡す
- 指示されて着席
- Good morning → 名前の確認
- 今日の調子を聞かれる(How are you today?)
- カードを受け取る
- パッセージを黙読(20秒)
- パッセージを音読
- No.1〜No.5 の質問
- カードを返却
- You may go now. Good-bye. で退室
実際の会話サンプル(公式動画を書き起こし)
英検公式サイトにあったバーチャル二次試験の会話を書き起こしたものです。
実際には多少違うことはあると思いますが、だいたいこのような流れで進みます。
● 面接委員
〇 受験者
青字 実際の試験内容
● Hello.
〇 Hello.
● Can I have your card please?
〇 Yes.
● Thank you.
● Please sit down.
〇 Ok, thank you.
● Good morning.
〇 Good morning.
● My name is Michael Green. What’s your name, please?
〇 My name is Natsuko Sakamoto.
● Miss Sakamoto, this is the Grade 3 test, OK?
〇 Yes.
● Miss Sakamoto, how are you today?
〇 I’m fine.
● Good.
● OK, let’s start the test. This is your card.
〇 Thank you.
● First, please read the passage silently for 20 seconds.
● Now please read it aloud.
〇 音読する
● Now I’ll ask you five questions.
▶(No.1〜No.3)
● Now, Miss Sakamoto. Please turn the card over.
▶(No.4〜No.5)
● OK, Miss Sakamoto. This is the end of the test. May I have your card back please?
〇 Here you are.
● Thank you.
● You may go now. Good-bye.
〇 Bye.
● Have a nice day.
〇 Thank you.
質問の種類と攻略ポイント
上のバーチャル二次試験の中での▶の部分です。
絵が描いてあるカードを元に、面接委員からの質問に答えます。
No.1 パッセージについて
質問1は、カード上段の英文(パッセージ)から出されます。答えはほぼ確実に本文の中に書かれているため、本文の語をそのまま使えば正解できます。
👇パッセージ
Listening to the Radio
There are many kinds of radio programs. People often enjoy listening to sports or their favorite songs. People can learn English and other languages from the radio, so it is very yuseful.
パッセージに対して、このように質問されます。
Please look at the passage. What can people learn from the radio?
この場合、本文中から抜き出して答えればOKです。
They can learn English and other languages.
日本語に訳して考える必要はありません。本文を見ながら、書いてある通りに言うだけでOKです。
No.2 とNo.3 イラストについて
イラストの中に描かれている「個数」や、「行動」「意図」についての質問です。
1問は絵の中に書かれている何かの個数について聞かれることが多いです。
例えばこんな感じです👇
How many cups are there on the table?
How many people are wearing school uniforms?
絵の中の個数をそのまま答えれば大丈夫です。
There are two cups.
Two people are wearing school uniforms.
もう1問は、絵の中の人物が何をしているのかを聞かれます。
まず1文目で絵の中のどの人物についての質問なのか。
2文目で何をしているのかを質問されます。
例①
Please look at the woman wearing glasses.
What is she going to do?
解答例
She is going to open the door.
例②
Please look at the boy wearing a cap.
What is he doing?
解答例
He is getting on a bus.
質問する人物を特定するのに
wearing
with
がよく使われます。
これを聞き逃さなければOK!

公式サイトの例では、男の人が1人しか描かれていないので、1文目が「Please look at the picture.」になっています。
2文目は基本的には「何をしているのか」、または「何をしようとしているのか」を聞かれるので、1文目だけ聞き逃さなければ大丈夫です。
「誰について」さえ分かれば、その人がしようとしていること、またはしていることを言えればOK!
答えは、長い文章を作ろうとする必要はなく、短く正確に言う方がミスが減り高得点につながります。
No.4 自分のこと
ここからは、カードを見ずに受験者本人の意見を聞かれます。
例
What do you like to do on weekends?
→ I like to play tennis.
このように1文でOKです。理由は不要です。
文法が少し崩れても減点は小さく、沈黙せずに答えることの方が大事です。
ちなみに
What did you like ~
What are you 〇〇ing ~
Where do you go ~
などの質問もあります。
No.5 自分の経験 or 好み
過去6年分の傾向を見ても、質問5はどちらかのパターンで聞かれることが多いようです。
・Do you like 〜 ?(好みや普段の行動)
・Have you ever 〜 ?(経験)
例えば
Have you ever been to a foreign country?
これに対し、
Yes
No
だけ答えた場合、質問が続きます。
Yesの場合
Please tell me more.
→ I’ve been to America
Noの場合
What country would you like to visit?
→ I’d like to go to Mongolia.
このように、短い英文で答えれば大丈夫です。
面接で気をつけたいこと
- 聞き返しても減点にならない(Pardon? / Could you say that again?)
ただし頻繁に聞き返すと減点になる場合があります。 - 沈黙しない。短くてもいいから何か言う。
- 答えがわからない場合は推測して答えてOK。
- 声が小さいと減点されるので必ずはっきり話す。
面接で起きやすいミスとその対策
3級で点を落としやすいのは、英語力よりも“止まってしまうこと”です。
特に多いのが次の4つです。
・質問が聞き取れず黙る
・質問4・5で固まる
・音読の最初でパニック
・聞き返せない
これらを防ぐには、聞き返しのフレーズを1つ覚えておくと安心です。
Pardon?(もう一度言ってもらえますか?)
Could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)
聞き返したから減点になることはありません。むしろコミュニケーションを続けようとする姿勢は好印象につながります。
家庭でできる面接練習の方法
本番と同じ流れで練習する
聞かれることは簡単な内容だけど、いざ面接委員の方を前にすると緊張して言葉が出ないこともあるかと思います。
家族に協力してもらい、二次面接と同じ流れで練習しておくと、本番でも緊張せずに言葉が出ます。
・カードの音読を練習する
・家族が質問役になって質問1〜5を投げる
・テンプレ回答を2〜3個決めておく
過去問には、二次面接の内容も掲載されています。
二次面接は、A日程とB日程で違うので、6年分の過去問の場合は12回分の面接カードと質問内容、解答例を確認することが出来ます。

12回分もあれば、十分な練習が出来そうですね!
ここはぜひ家族に協力してもらいましょう!
オンライン英会話を利用する
本番と同じ流れで練習しても、いざ家族以外の人を前にすると(特に外国人だと)、やっぱり緊張してしまうもの。
事前に、実際の英会話に慣れておくと全く緊張度が違います。
塾や英会話に通っていない場合、二次試験の前だけでもオンライン英会話などで慣れておくと◎。
1週間程度なら無料で体験できるオンライン英会話もあります。
最後に伝えておきたいこと
英検3級の二次面接は、難しい英語を話す試験ではありません。
大切なのは英語で反応しようとする姿勢であり、多少の間違いは合否にほとんど影響しません。
形式さえ知っておけば、初めての面接でも十分に合格できます。
本番はあっという間に終わるので、練習してきた通りに落ち着いて答えれば大丈夫です。



コメント