英検4級は、中学1〜2年前半の内容が中心で、基礎さえ押さえていれば必ず合格できる級です。
ただ、過去問を見ていると、子どもたちは同じ所でつまずきやすい傾向があります。
ここでは、実際の過去問に基づいて
「英検4級の子どもがどこでつまずくのか」
「どうすれば解決できるのか」
を分かりやすくまとめました。
英検4級で子どもがつまずきやすい3つのポイント
英検4級のつまずきは、大きく分けるとこの3つに集まります。
① 文法の例外・特殊ルールで混乱する
・三単現の s(he plays / she likes)
・複数形の s とごっちゃになる
・I と You は単数扱い
・助動詞(will / can / did / should)の後は必ず動詞の原形
・過去形(went / studied)なのに、did を使うと原形に戻る
・前置詞の in / on / at / from が区別できない
・動詞の意味が多くて判断できない(take / make / get など)
これは、実際の4級の大問1・2でもよく出る“落とし穴”です。
文法は知っていても、例外や特殊ルールになると一気に混乱してしまいます。
② 会話表現が分からない
英検4級の会話文(大問2とリスニング)は、文法力よりも「自然な返答」を見る問題です。
たとえば
Do you want some more pizza?
Yes, ( ).
この空欄に文法的に正しい文が複数あっても、自然な返答は「I’m really hungry.」だけだったりします。
また、文法としては特に難しくはないけど、会話にはよく出てくる会話表現特有の言い回しもあります。
例えば、2025年第3回の過去問の大問2だけでも、これ👇だけの会話表現が出てきます。
Please go away. (どこかに行ってください)
What’s wrong? (どうしたの?)
Take care. (気を付けて)
It’s ready. (準備完了です)
Nice talking to you. (話せてよかった)
Don’t worry. (心配しないで)

会話表現は単語や文法が分かるだけではなかなか難しいよね。
③ 複数の意味を持つ単語が訳せない
英検4級は、単語自体はそこまで難しくありませんが、複数の意味を持つ単語がいくつも出てきます。
例えばこれ👇は2025年第3回の4級のテストで出てきた「get」を使った英文です。
過去形も含め、1度のテストでこれだけ出てきています。
例)get(得る)
I’ll go and get her. (彼女を迎えに行きます)
I got a new game for my computer. (パソコン用の新しいゲームを買いました)
He got up late today. (彼は今日遅く起きた)
I just got to Grandma’s house. (おばあちゃんの家に到着したばかりです)
I just got home by train from my office. (オフィスから電車で家に帰ったところです)
「get=得る」は理解していても、文脈の中でいろんな意味を持ったり熟語としての意味があったりなど、文章全体で見ると意味が理解しずらい場合も多いです。

今4級の勉強している次男も苦手だし、私も苦手だったんだよね・・・。
それぞれのつまずきをどう解決する?
では、上の3つのつまずきをどうやって解決すればよいか、
具体的な対策をまとめます。
文法の混乱を解消する方法
文法が混乱する子ほど、“1つの文をいろんな形に変えて練習する”と理解が早くなります。
例えば、次のように 1つの例文だけを変化させた一覧 で整理すると、
三単現や時制の違いが一気につかめます。
【文法変化まとめ|I play tennis の場合】
■ 主語を変える(現在形)
I play tennis.
He plays tennis.(三単現の s)
They play tennis.
■ 過去形にする
I played tennis.
He played tennis.
They played tennis.
※三単現は過去形になった瞬間すべて消える
■ 疑問文にする(一般動詞)
Do you play tennis?
Does he play tennis?
Do they play tennis?
Does の後は play(動詞の原形)
■ 過去の疑問文
Did you play tennis?
Did he play tennis?
Did they play tennis?
※did が来たら絶対に play に戻る
■ 未来形にする(will)
I will play tennis.
He will play tennis.
They will play tennis.
■ 未来形にする(be going to)
I am going to play tennis.
He is going to play tennis.
They are going to play tennis.
be動詞が主語で変わる(am / is / are)
動詞は 原形
■ 現在進行形にする(今しているところ)
I am playing tennis.
He is playing tennis.
They are playing tennis.
be動詞が主語で変わる(am / is / are)
動詞は必ず ing

これほんとにやってみて下さい!
今まで曖昧だったことがすごく整理されます!
会話表現対策
会話文は、文法の問題ではありません。
“会話の型”を知っているかどうかで正答率が大きく変わります。
つまり、覚えるしかありません!
- 単語ではなく例文で覚える
- 音読して覚える
- オンラインレッスンを使用する
とにかく声に出して例文を覚えること。
実際に過去問にも会話表現はよく出てきます。(大問2とリスニング)
リスニングは英検公式サイトにリスニング原稿もアップされています。
過去問のリスニングを聞いて解くだけでなく、リスニング原稿を何度も読んで会話表現を覚えてください。
また、オンラインレッスンでも実際の会話表現を自然に覚えることが出来ます。
最近では簡単で安価にオンラインレッスンを受けることが出来ます。
今後英検3級に進むと面接も出てくるので、これを機会にオンラインレッスンを始めてみるのもありだと思います!

うちの小1の3男も、オンラインレッスンで普通に「I see」とか「How about you?」とか言っててびっくりするよ!
複数の意味を持つ単語対策
複数の意味を持つ単語は、整理することで覚えやすくなります。
たまに出てきて毎回意味が違ったりすると覚えにくいです。
でも一覧にまとめてしまうと意味の違いや使い方が分かりやすいです。
この時、単語の意味だけではなく必ず例文として抜き出すのがポイント!
特に👆であげたような「get」とか「take」とかは分かりにくくてよく出てくる単語です。
問題集や過去問を調べてみて下さい。
結構出てきてびっくりします。
出てくるたびにメモして、まとめて例文で覚えるととても覚えやすいです!
例えば2025年第3回の過去問からはリーディングだけでこれだけ「take」が出てきます。
それぞれ意味が違うのもポイント!
例)take(取る)
Take care. (気を付けて)
I couldn’t take a bus. (バスに乗れなかった)
I’ll take your gloves later. (後で手袋を取りに行きます)
She took English lessons.(彼女は英語のレッスンを受けました)

整理すること、まとめることで、違いが分かったり覚えやすくなったりするよ!
家庭でできるサポート
特に小学生の場合は少し親のサポートがあった方がスムーズです。
長時間の勉強ではなく、ちょっとしたゲーム感覚で問題を出したりすることで、嫌にならずに続けることができます。
- 複数意味を持つ単語は、過去問から親が抜き出してまとめる
- ゲーム形式で単語テストをする
- 基本の英文を1つ選び、「過去形になおしてみて!」「現在進行形になおしてみて!」と問題を出してあげる
- 会話練習の相手をする(親が質問して子供が答えるなど)
- 丸付けを親がして苦手な部分がどこかを見極める
中学生の場合は、ちょっと難しい時期でもあり、なかなか親の言うことを素直に聞けなかったりします。
出来ることも増えているので、自分で出来るところは自分で。
ただし、勉強のやり方が分かっていない場合もあるので、サポート的な声掛けはやってあげると◎

「会話文がちょっと苦手みたいだから会話表現を音読して覚えてみたら?」とかさりげなく問題点と解決策を言うといいかも!



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