大問3は「語順整序(並び替え)」の問題が5問出題されます。
バラバラになった単語を正しい英語の語順に直す形式です。
英検4級の中でも、ここは得点差がつきやすい部分。
単語が分かっていても語順で崩れてしまうことが多く、「分かってるのに点が取れない…」という子がたくさんいます。
でも大丈夫です。
4級の語順整序は “型” が分かれば確実に取れるパート です。
まず覚えておきたい語順の基本
英語はどんな文でも、語順の決まりがあります。
基本的には👇このように並びます。
- 主語(誰が)
- 動詞(何をする)
- 目的語(何を)
- 人(誰と)
- 場所(どこで)
- 時間(いつ)
この順番をしっかり覚えておくだけで、並び替えは大分楽にできるようになります。

特に場所と時間と人は順番を迷いがち!
👆の順番は絶対に覚えておこう!
また、疑問文は
Do / Does から始まる(一般動詞)
Is / Are から始まる(Be動詞)
疑問詞がある場合は先頭にくる
という決まりがあります。
さらに大事なのが意味のかたまり。
例えば……
for the first time(初めて)
what kind of ~(どんな種類の〜)
talk with ~(〜と話す)
talk about ~(〜について話す)
これらはセットで動くので、丸ごとひとかたまりとして考えると一気に解けます。
単語帳の単語を例文で覚えたり、単語帳に載っている熟語を覚えたりすることで対策できます。
並び替えが難しいのは「空欄から考える」から
子どもによくあるのが、「空欄に入りそうな単語を先に探す」というパターン。
でもこれは、4級の並び替えではほぼ必ず失敗します。
理由は、日本語の語順で考えてしまうから。
英語は「意味の順番」でできているので、空欄を当てはめると逆に混乱します。
だから並び替えは、空欄を無視して先に英文を作る方が圧倒的に正確で速く作れます。

うちの子供たちも空欄に当てはまる単語ばかり考えて間違ってたけど、
文章をまず作るように教えたら、正解率が上がったよ!
英検4級の並び替えは「動詞→型→意味のかたまり」で解ける
ここからが一番大事なコツです。
コツ① 動詞を最初に見つける
語順整序は動詞を見つけるのが最優先。
動詞は1つしかないので、文の中心が一瞬で決まります。
コツ② 文の種類を決める
平叙文か?疑問文か?
Do/Does がある?
疑問詞がある?
これで文の“型”が決まります。
コツ③ 主語を探して「主語+動詞」で骨を作る
英文は、まず骨(主語+動詞)ができれば8割完成です。
疑問文の場合は、疑問詞やDo/Doesが頭にきます。
コツ④ 目的語を探す
主語+動詞の次には目的語がきます。
- 動詞が「行く」→ 「どこへ?」
- 動詞が「食べる」 → 「何を?」
- 動詞が「くれる」 → 「何を?」
- 動詞が「遊ぶ」→ 「何をして?」
このように、動詞の目的となる単語が、動詞の次に来ます。
コツ⑤ 意味のかたまり(副詞)を探す
残りの単語を、意味のかたまりで整理します。
時間や場所、人などで補足する場合に、多くの場合前置詞と一緒に使います。
これを副詞といい、名詞以外を修飾する言葉で、1つの文章に複数副詞がある場合もあります。
例)
・午前中に → in the morning
・友達と → with friend
・家で → at home
コツ⑥ 英文を自分で作る
大事なのは
英文を先に作る → 空欄に対応させる
という順番です。
まずは余白に文章を書いてみましょう。
その時に、「主語+動詞+目的語」の後にくる修飾語の順番に注意してください。
「私は放課後に図書館で友達と勉強しました。」
これを英文にする場合、👆でも書いたように目的語の後はこの順番になります。
- 誰と → 友達と = with friend
- どこで → 図書館で = in the library
- いつ → 放課後 = after school
I study with my friends in the library after school.
コツ⑦ 作った英文から空欄に対応する言葉を考える
最後に、作った英文から、2番目と4番目の単語を空欄に対応させて答えを選びます。
実際の過去問で“コツ”を使って解いてみよう
ここから、実際の英検過去問を使って解き方を見ていきます。
すべて“英文を先に作る方法”で解いていきます。
例題は2025年の実際の過去問から取り上げています。
例題①:祖父は去年初めて飛行機に乗りました
日本文の意味を表すように①から⑤までを並び替えて( )の中に入れなさい。
そして2番目と4番目にくるものの適切な組み合わせを1.2.3.4の中から選びなさい。
祖父は去年初めて飛行機に乗りました。
① a plane
② for
③ my grandfather
④ took
⑤ the first
( )(2番目)( )(4番目)( ) time last year.
1.①ー③ 2.③-① 3.④ー③ 4.④ー②
STEP1:動詞を探す
took が動詞。
STEP2:文の種類を決める
平叙文。
👆設問の日本語を見てもすぐにわかる。
STEP3:主語を探して、主語+動詞の骨を作る
主語 ⇒ my grandfather
主語+動詞 ⇒ my grandfather took(祖父は乗りました)
STEP4:目的語を探して、主語+動詞+目的語の形を作る
目的語(何に乗る?) ⇒ a plane
STEP5:残った語句で意味のかたまりを作る
for the first time(②+⑤+time)
the first time = 初めて
→ ここは絶対に「the first」と「time」でセットになる。
✔ for the first time
→ “初めて”という表現は for the first time で一塊。
STEP6:英文を完成させる
my grandfather took a plane for the first time last year.
STEP7:空欄の位置に対応させる
2番目 → took(④)
4番目 → for(②)
正解:④−②(選択肢4)
例題②:私は、よく兄と映画について話します
私は、よく兄と映画について話します
① with
② movies
③ talk
④ about
⑤ my
I often ( )(2番目)( )(4番目)( ) brother.
1.③ー② 2.④ー③ 3.⑤-③ 4.④ー①
STEP1:動詞を探す
talk が動詞。
STEP2:文の種類を決める
平叙文。
👆設問の日本語を見てもすぐにわかる。
STEP3:主語を探して、主語+動詞の骨を作る
主語 ⇒ I(印刷済み)
主語+動詞 ⇒ I talk(私は話します)
STEP4:目的語を探して、主語+動詞+目的語の形を作る
目的語(何を話す?) ⇒ about movies
目的語はmoviesではない。
「映画を話す」ではなく「映画について話す」
なので、about moviesが目的語となる
STEP5:残った語句で意味のかたまりを作る
with my brother
with 〇〇 = 〇〇と話す
→ ここは絶対に「with」と「my brother」でセットになる。
STEP6:英文を完成させる
I often talk with my brother about movies.
STEP7:空欄の位置に対応させる
2番目 → about(④)
4番目 → with(①)
正解:④−①(選択肢4)
大問3で点が取れない子の共通点
・動詞を見つけていない
・文の種類を判断できていない
・日本語の順番で考えている
・空欄に合わせようとしている
・意味のかたまり(熟語)を理解していない
どれも練習次第で克服できます。
短期間で伸ばす練習法
大問3は慣れると一気に得点源になります。
平叙文・疑問文の“型”を丸暗記する
語順整序は「文章の型」が分かるかどうかで勝ち負けが決まる。
例えば
I+動詞+名詞(主語+動詞+目的語の形)
Do+主語+動詞+名詞?(一般動詞の疑問文)
主語+be動詞+場所/時間(be動詞文の基本形)
など。
・教科書の例文を3文選ぶ
・毎日音読10回
・型を“感覚で覚える”
“意味のかたまり”つまり熟語を覚える
about movies
with my brother
for the first time
at the park
on Sunday
これが分かるだけで並び替えの正答率がかなり上がります。
・単語帳にも熟語のページを音読して覚える
・例文で覚えるタイプの単語帳なら、単語の例文を音読して覚える
15秒文章作成チャレンジ
これは本当に効果があります。
実際の並び替えを制限時間を設けてやってみて下さい。
・4級の並び替えを1問出す
・15秒以内に「動詞→主語→目的語→副詞」で組む
・迷ったら捨て問にする練習(※例外的な語順の文もあるため)
まとめ:語順整序は“型がわかれば勝てる”
英検4級の並び替えは、単語力よりも文の型とそれぞれの品詞の順番が分かれば、誰でも安定して得点できます。
まずは空欄を無視して、自分で英文を“完成させる”ところからはじめてみてください。
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